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2006年04月04日

春休みを利用して、イタリア旅行に行ってきました。
そこで思ったことが一つ。
表参道ヒルズはイタリアの街だ!!
ということ。
何って、
あの迫ってくるような建物の圧迫感。
美しい街並みをつくろうとする建物の姿勢。。。
安藤さんは表参道ヒルズを設計するに際してコンセプトを二つ上げている。
一つは、建物の高さをケヤキの並木と同程度に低く抑えること。
もう一つは、表参道の緩やかな坂道を建物内のパブリックスペースとして取り入れること。
ケヤキの並木通りを建物の景観に取り入れ、美しい古い同潤会を記憶として残していく。
経済だけで成り立った日本の混沌とした街並みを、美しい街に変える種まきをしようという試みがとても染み付いていると思った。
これは美しい街並みをつなげていこうとするイタリアの街への考え方ととても似ていた。
歩道の高さから入り、スロープを下ったのにまた歩道の高さに出てしまう、という不思議な現象。
これはスロープの勾配と表参道の坂の勾配が同じであるというデザインだが、表参道に建つ建物として人々を誘い入れるとても素敵な装置だと思う。
日本には、人々が集うパブリックスペースが必要だと、青山にあるプラダは語っていた。
パブリックスペースというのは空きの空間を提供するだけが解決ではない。
建築として内部と外部をつなぐ、いつもの安藤建築の面白さがどこか少ないように思えたが、
イタリアで見つけた、細い路地群を抜けていくと心が休まるような広場の感覚を、あの目の覚めるような空間の詰まった吹き抜けに感じた。
ただ、サンマルコ広場が欲しかった…
私がイタリアかぶれになりすぎているのだけなのだろうか(笑)
文:森田 真悠
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