LECTURE

*archi_lecture

**special issues

Powered by
Movable Type 3.2-ja-2

2006年06月03日

vol.30 伊藤孝紀

懇親会shou.jpg


『Installation Design‐等身大で都市に仕掛ける‐』

6月3日、名古屋で活動されているTYPE A/Bの伊藤孝紀さんにレクチャーをお願いしました。名古屋の第一線で活躍されている伊藤さんは、学生時代の活動から凄まじいものがありました。

まず、学生時代に行ったインスタレーションは半端じゃない数です。大阪の街に、仮設のアミューズメント施設をつくり若者を誘う仕掛けをしたり、京都では桜をモチーフにしたアートの交流空間を作り出したり、また、沖縄では、頼まれたファッションショー企画を商店街でノーコストで成功させたりしたそうです。
その活動たちが導くように、建築家の馬場正尊さんと知り合う機会があり、都市関するデザインの雑誌「A」を出版!!取材もインタビューも編集も全て自分たちでやっていたそうです。また、インテリア事務所に実際に作品を売り込んだり、市長に手紙を書いたりと、まさに仕掛け人です。

現在お仕事では名古屋栄にあるPARKという帽子+CAFEのお店のコンセプトデザイン、デザイナーズウィークBLANCOというブランコのようなイスを出展。ものすごい情報収集の数とともに、お仕事でもさらに具体的に都市への仕掛けをされているそうです。そしてこれらは常に都市に関わることであり、自分は都市への動きというスタンスをとっていて、それらをまとめようと今現在は研究も並行してやっているそうです。


懇親会では、レクチャーでのクールな表情とは一変、しゃべり上手なお兄さんのような存在へと変化します。(伊藤さんの授業を受けている名芸の学生さんが大勢来てくださいました。)「自分は都市を切り口として建築やデザインを考えている。みんなは、どんな建築、デザインをしたいんだ。」と懇親会に集まった学生一人一人の話を聞きに入ります。その姿勢はとても聞き上手!「伊藤さん、お薦めの本は何ですか」などラフな話も沢山出て、まるで人生相談みたいになっていました。
最後に伊藤さんは、「名古屋は良く言えば周りのつながりを大事にしている東京とは違った性格を持つ都市。皆が盛り上げて行けばもっと魅力的な街になる。」と言葉を残して行ってくださいました。


名古屋に生まれたのならやっぱり生まれた土地を愛しいと思うもの。保守的だったりと名古屋の悪口を言えばきりがないのだけれど、40もの柔らかい頭に刺激をぶつけられて、こちらもアクションを起こさないわけにはいかないでしょう。FLATをはじめ、皆さん伊藤さんに続きますよ!
…こうして伊藤さんは3日夜、Xebecに新しい仕掛けをして帰っていったのでした。
                                        文:森田 真悠





prev << NEWS >> next