住宅を通して考える、『建築の社会性と建築家の役割』

2月24日(金)に4ヶ月ぶりのarchi lecture が行われました。
vol.27のゲストは横山正登さん。
今回のテーマは 住宅を通して考える、
「建築の社会性と建築家の役割」でした。
前半は、テーマについてお話を聞き、
後半は横山さんの自邸をはじめとする7つの作品を見せていただきました。
今回のテーマは横山さんがこれから建築に携わって勉強していく学生に、
最も知っておいてほしいことだとおっしゃっていました。
小さな住宅を一件建てることは、
風景(環境の中の景観、街並み)という万人が共有する財産に侵入していくこと、
そして、これこそが建築という創造行為であり、社会性をもっていなければならない、
ということです。
また、現在地球規模で深刻な問題となっている地球温暖化について、
「建築家として、デザインすることも大切だが、
一年間で水・食糧問題で1000万人もの人が亡くなっているという現状に目をつぶらず、
職能人として出来ることを探し、地球に優しい生き方をしてほしい。
つまり、人工的環境と自然を調和させることが建築家の役割である。」
ということをおっしゃっていました。
後半では、スライドを使って、作品を見させていただきました。
道行く人が楽しめる景観造りを施された横山さんの自邸(楽水居)など
複数の作品に共通して玄関を入ると地窓があり、
そこから見える中庭の様子が住宅によってそれぞれ個性があり、
とても印象的でした。
また、造園デザイナーなどのデザイナーとのコラボレートもされていて、
風情が表れとても美しく感じました。
今回のレクチャーを通して、建築家は一時的な「キレイ」ではなく、
時が過ぎ去っても、なお「美しい」作品を造り、地球に優しい建物を造ることで、
社会性への貢献を果たさなければならないと感じました。
学んだことを建築の考え方の選択肢に取り入れ、より良い考え方の原動力となるよう、
改めて考え直したいと思います。
最後には、横山さん自ら、ビンゴを計画していただき、 立派な景品もご用意してくださいました。 参加者にとって思わぬサプライズで、楽しい雰囲気の中、レクチャーの幕を閉じました。
archi lecture vol.27のゲストとしてレクチャーしてくださった横山正登さん、
ならびに、お越しくださった参加者の方々、本当にありがとうございました。