
5月30日(金) 岐阜出身の建築家、シーラカンスの宇野亨さんを迎え
「パラサイトアーキテクチャア/インパクトスペース」と題してレクチャーを行いました。
今回は一方向的なレクチャーではなく学生の提案に対する講評を交えたものになりました。
・最初は岐阜を中心とした「いくらきかく」の活動と03年4月に行われたself-ism展の話があり、
流動的な学生グループ「ピーチクパーチク」による展示内容の説明がありました。
・講評の中心となった「パラサイトアーキテクチャー」は宇野さんが非常勤で課題としているもの。
パラサイトアーキテクチャーとは、
今あるものに別のものが寄生してそれが一つのきっかけとなり新たなものを創っていくもので、
インパクトスペースとは人を惹きつける場所や空間のことであり、
それぞれの要素を併せ持つことが建築には大切である、とのこと。
・大同工業大学、名古屋工業大学の提案は、鶴舞の高架下に寄生したものや、
熱田のアーケードを利用したものなど、どれも個性的でよく現状のコンテクストが読み込まれていました。
・flatの提案の一つは、伏見の地下商店街に対して新しいプログラムを挿入し、
地下鉄に面した壁に孔を空けようというもの。
もう一つは、路地を挟む建物をAとBとするとその間のヴォイド空間Cに新たなボリュームが伸びてくるというものでした。
・「これからの建築は、建物をつくるだけではなく広い視野で建築を捉え、
「ものづくり」ではなく「ものがたり」をつくっていくことが大切な時代で、
パラサイトアーキテクチャーを通して考えていきたい。」と宇野さんは仰っていました。
講評中、参加者は真剣に話し聞き質問なども飛び交い大いに盛況で、
3時間にも及びました。
学生にとっては将来の建築を模索する良い機会になったのではないでしょうか。
最後に今回のレクチャーを引き受けてくださった宇野亨さん、
ピーチクパーチクのみなさま、講評に参加していただいた大同大、
名工大のみなさま、並びにレクチャーにお越しいただいた皆様、お疲れ様でした、
そしてありがとうございました。